遺産相続の悩みを無料で専門家に相談できる
こちらの質問を読んでいたら遺産相続について不安になってきました。
両親ともに健在で、父が先に亡くなったら母がすべてやってくれると思うのですが、もし母が先に亡くなる事があると、父は何もわかっていなさそうです。両親が健在のうちに何を確認しておけばいいのでしょうか?
また、もしもの時が急にやってきたらだれに相談すればいいのでしょうか…
家族構成は、父、母、姉、私で、姉は結婚して家を出ています。子どもはいません。わたしは両親と同居しています。
うちは大型犬を飼っていることもあり、けっこうめちゃくちゃで、床やドアも傷だらけで、価値があるのかわかりませんが、一軒家で持ち家です。
家の貯金がいくらあるのか等はいっさい知りません。両親は共働きです。わたしも正社員として働いています。
いざ、どちらかが病気になっりしたら、それこそ遺産の話なんて聞きにくいのではないかと思い質問しました。気が早いかもしれませんが、みんなが元気なうちにしておくべき事があれば教えてください。
ご相談者の方も、ご両親もまだまだお若いのですぐに心配されるようなことはないかと思いますが、相続手続きは、お亡くなりになった方の名義の物、不動産等を相続人に名義変更することです。
名義変更する対象は、銀行、ゆうちょ銀行、株、土地、建物、自動車、その他を相続人の名義に変えます。
そのために戸籍を遡って取得し、相続人を特定し、相続人間で遺産分割協議をします。それから、銀行手続き、不動産登記をします。
相続税が発生する場合は、相続税の申告は亡くなったことを知ってから10か月以内です。
不動産は誰の所有になっているのか、預金はどこの銀行にあるのか程度は確認しておいても良いかもしれません。
土地、建物の価格は役所で固定資産評価証明書を申請して取ることができますし、特に土地の価格は路線価で計算しますが、国税庁のホームページから調べることが出来ます。
相続対策は、事前準備が肝心です。両親がご健在のうちに、遺産の処理などを決めておかないと、後々困ることになりかねません。
事前準備としては、お亡くなりになったあとに必要な経費などをまず把握すること、遺産の内容と相続人を一覧にしておくこと、遺産の分け方について相談しておくこと、などです。
必要な経費としては、葬式費用、不動産などの相続登記手数料、相続税などが考えられます。不動産の登記手数料や、相続税などは、遺産の内容を調査するなかで、専門家に試算を依頼してみてもいいかもしれません。
遺産の内容と相続人を一覧にすることで、亡くなってからあわてて遺産や相続人の調査を始めなくて済むようになります。家族関係や財産関係が錯綜している場合、この調査にもかなりの時間を要する場合があります。
遺産の分け方は、お父様とお母様がそれぞれ自らの遺産について、遺言を作成して、各相続人の同意も得ておくことが理想です。被相続人が勝手に遺言だけを作成しても、後々、「争族」の原因になることもありますので、家族全員で予め納得しておくことが必要です。
相談は、税理士、司法書士、行政書士、弁護士などの専門家に相談するのがよいと思います。相続は範囲が広いため、各専門家によって得意分野も違いますので、懇意にされている専門家を窓口に、いろいろな専門家に聞いてみるとよいと思います。
ちなみに、家屋の状況については、相続税の評価額上考慮できる可能性がありますので、税理士に相談の際には、是非その点を言ってみてください。
先日、姉と両親と4人だけで会うことができたので、母の還暦のお祝いだったこともあり、少し聞いてみました。(しゃしゃり出る兄抜きで…笑)
貯金はどこの通知帳にしている?など。ほとんどはぐらかされてしまいましたが、私が気にしていることは伝わったと思います。
先生方ありがとうございました!
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