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遺産分割協議書の書き方について教えて下さい。
父が今年亡くなりました。私が相続する不動産について調べましたら、所有者は父ではなく15年前に他界した祖父名義のままになっていることがわかりました。相続人は、私(長男)と次男です。私が不動産を相続することについては、次男も同意しているので、遺産分割協議書を作成して名義変更をしたいのですが、どのように作成したらよいものでしょうか…。
遺産分割協議書は、専門家に頼まずに、自分で作成してもよいものでしょうか?
遺産分割協議書に、「次男は相続分を放棄する」という文言があればよいのでしょうか?
ほかに明記すべき点などありましたら、宜しくお願いいたします。
ご質問のケースでは不動産が祖父名義のままということで、祖父の遺産分割協議も行う必要があります。
複雑にはなりますが、祖父の遺産分割協議をし父の相続分を確定させたうえで、父の遺産分割協議を行うこととなります。
このため、遺産分割協議には祖父の相続人(亡くなっている場合は相続人の相続人)、父の相続人が参加することとなります。
この二つの遺産分割協議を一の遺産分割協議書にまとめることも可能です。
また、次男の相続放棄についてですが、相続放棄をする場合は相続の開始があったことを知った日から三ヶ月以内に家庭裁判所に申し立てをしなければなりません。
相続放棄をせずに遺産を相続しないだけであれば、何も相続しない旨を遺産分割協議書に記載し署名、押印します。
相続放棄と何も相続しないでは法律の扱いが異なります。
遺産分割協議書はご自分での作成も可能ですが、事案が複雑ですので、早急に専門家にご相談されることをお勧めいたします。